なんですかね~
今日のタイトル。。
別に大仰なことを書きたいわけではないから、ご安心を~
先日、無事誕生日を迎え、どうやら55歳になったようで・・(笑)・・その日に家のお庭に咲いていた、というお花などを頂きました。
こういう自然の造形物の素晴らしさっていうのは、人が作ったものではどうにもかなわない素晴らしさがあるなぁ・・・な~んて思ってみたり・・・
形ばかりでなく、色ばかりでもなく、香りばかりでなくそこから発せられるエネルギー。。強いものもあれば柔らかなものもあれば、、色々です。
マイナスイオンがどうのかとか、植物の光合成や呼吸がどうのかとか言いたいのではありません。
こういう知識を入れてしまうことによって、分かった気になって、感覚を研ぎ澄ますことが出来なくなってしまう・・・そう言うこともあるのではないでしょうか?
先日、あるお母様とお話していて、子供の時には近くの川や山でたくさん遊んだことを伺いました。
今、釣りに夢中になっている男の子がいますが、他県出身者の、このお母様も、近くの山や川でそんな遊びをしたことが本当に良かったと。。
おそらく、山の中を分け入って、蛇などに出会って怖い思いをしたり、急な坂や岩場を夢中で登ったり、風の音や木々の匂いなど、体中で自然を感じる体験をなさったのではと思います。
時には危険も伴うこういう遊び。
今ではなかなか経験することが叶わないのですが、人の五感を研ぎ澄まし、机上では味わえない素晴らしい経験をすることができるのではないかと常々思っています。
「ファーブル昆虫記」で、おなじみのジャン=アンリ・カジミール・ファーブル
最近の子供たちの話題に上ることも少なくなってきましたが、深く昆虫を観察することで、彼は宇宙の節理まで感じていたようです。
人々が教会で聞く話を、昆虫たちから聞いていた。。と。。
はたまた、量子宇宙論で有名な、スティーブン・ホーキング博士。
90年代初めごろ来日した時は大変な騒ぎでした。
学生時代、筋萎縮性側索硬化症を発症されたのですが、どういう訳かその過程で病気がストップし、生存率5年未満の病を抱えながら、現在70歳を過ぎてなお、イギリスケンブリッジで研究を重ねていらっしゃいます。
しかし、声を出すことはもう出来ず、もちろん歩くことも出来ないので、特別な車椅子と、身体の一部の微細な動きで言葉を紡ぎだし、コンピューターの音声でお話するという、非常に独特の、言ってみれば未来的なスタイルをとっておられます。
現代の理論的宇宙論を、出来るだけ平易に執筆された著書も数多くあるようで、私もどういう訳か来日された際、話題の「ホーキング 宇宙を語る」を買い求め、書棚の奥に密かに所有しています
当時、ホーキング博士は、宇宙を考えることで、神を考えている・・・のような発言をしていました。
現在、神も天国も存在しない・・・と言いきって、宗教界との隔絶があるとかないとか。
まぁそれはいいのですが、こういう事を研究して、なぜ宇宙は存在し、人が生きるのか・・・と、問い続けているのかも知れません。
・・・で、なぜに宇宙??
と思われるかもしれませんが、1年があり、12ヶ月に分けられている。
太陽暦ですよね。
フツウに、この時期は、この野菜が旬よね。。とか、この季節になると薔薇が美しい。。とか、毎月何日ぐらいに生理になるのよ。。とか、、私たちも、太陽をはじめとする宇宙に組み込まれているんだな。。と、思わずにはいられないんですよね。
お腹の中に子供を宿せば、ほぼ10ヵ月。。その間、胎児は羊水の中で生命の進化を遂げる。
この当たり前な宇宙の節理から、次第に意識が遠ざかってゆく。
都市生活をおくる中で自然から隔絶され、人の浅知恵で管理されすぎた生活をおくるうちに、次第に生命としての自然な呼吸をすることができにくくなり、ちょっとずつ元気が出なくなったり、精神を病みひきこもったり、あり得ないような事件が多発したり。
ちょっと考えて、私たちも生命種のひとつであり、自然への畏敬の念を忘れず、共に暮らすことを考えないと、もう転換期じゃないのかなぁ。。と思うのです。
書き方が難しくなっちゃったでしょうか?
つまり、がちがちに管理された中で、これがいい方法だと、どれだけ人が考えても、自然にかなわないことだってある。
自然と戯れ、無駄な時間も過ごし、時には子供たちを自由に、時には一人ぼっちの孤独も味わわせることも、何かを汲みとるためには必要なのではないかと思うのです。
あれれ・・・私たち孫悟空みたいじゃないですかね・・・
どんなに息巻いて、遠くへ飛んでいったつもりでも、しょせん御釈迦様の手の内だった。。
無論、あくなき探求は、人の欲するところ。
これをやめたら、人として生きてゆけないかもしれません。
でも、宇宙の声や星々のうた、木々や鳥の声に耳を傾け、自然の恵みを享受する。
そこに耳を傾けると、音楽は自然に聴こえてきます。
音楽も自然からの贈り物、宇宙からの贈り物なので。。
でも、このハテナ(・・? な発言について話し始めると、またどえらく長い文章になっちゃうので、今日はこの辺で!
やっぱりちょっとヤヤコシかったでしょうかね~
「ファーブル昆虫記」オススメです。
子供たちばかりでなく、大人も。。
特に、ファーブルの生涯について書かれた本はいいです!!
装丁は安野光雅さん
この本の絵は熊田千佳慕さん
ついでにホーキング・・・これは読破していません!
一般相対性理論と関わる分野で理論的研究を前進させ、1963年にブラックホールの特異点定理を発表し世界的に名を知られた。1971年には「宇宙創成直後に小さなブラックホールが多数発生する」とする理論を提唱、1974年には「ブラックホールは素粒子を放出することによってその勢力を弱め、やがて爆発により消滅する」とする理論(ホーキング輻射)を発表、量子宇宙論という分野を形作ることになった。現代宇宙論に多大な影響を与えている人物。
また、一般人向けに現代の理論的宇宙論をできるだけ平易に解説しようと試みた著作群も著して各国語に翻訳されており、これでも人々によく知られている。(日本語版は『ホーキング、宇宙を語る』など)
大英帝国勲章(CBE)受勲。
「車椅子の物理学者」としても知られる。60年代、学生のころに筋萎縮性側索硬化症を発症したとされている。通常、発症から5年程度で死に至る病気の患者でありながら途中で進行が急に弱まり、発症から50年以上たっても健在でいる。現在は意思伝達のために重度障害者用意思伝達装置を使っており、スピーチや会話ではコンピュータプログラムによる合成音声を利用している。