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“セーラームーン”になりたい・・・って言う話・・・&「ラスコー壁画」

幼い子供たちに、「大きくなったら何になりたい?」・・と聞くと、「アンパンマン」とか「ウルトラマン」とか、ひと昔前なら「セーラームーン」・・・それは現実には存在しないものだからムリよね。。って分かるような可愛らしいことを言うので、年長者は微笑ましく笑います。

・・・が、ちょっとそこで考えるんです。。

じゃあ、「長澤まさみちゃんみたいになりたい」とか「モモクロやAKBみたいに活躍したい」というのと、どれだけ差があるのだろうと。。

おそらくタレントさんの心の内では、世間一般大衆から求められる、タレントとしてのイメージ・・・あえて言えば、“虚像”と、自分の本来持っている本性の様なものの間で揺れ動くものがあって、その差に苦しむこともあるのではないでしょうか?

初めは良いのですが、時間がたつうちに、どんどん現実との“ズレ”に違和感を感じるようになると思います。

求められる虚像をずっと演じ続けるのか、打ち破ってゆくのか・・・上手く打ち破れれば良いのですが、そうでない場合はタレント生命にもかかわるのでしょう。

打ち破っても打ち破っても・・・そう言う現実かも知れません。

“虚像”としての商品になるわけですからね。

また、何十年も女優をやっている人も、若い時は“綺麗で可愛い虚像”を演じられますが、歳には抗えない。

いくらヒアルロン酸やコラーゲンを注射しても、整形を続けても、さすがに20代をキープしたまま50代60代はムリでしょうから、“商品としてのイメージ”の転換に迫られる。

それで、面白キャラを演じたり、汚れや天然キャラや色々転換に迫られる。

最近CMでは、アニメのキャラクターを登場させた洗剤や石鹸などのコマーシャルも登場しますが、製作する側としては、せっかくお金をかけて作ったCMのタレントがもし不祥事やら何やらで“イメージに傷がつく”・・・つまりダメージを受けて、商品のイメージがダウンするというリスクを避けるためには、無難で長期間同じキャラクターを使えるというメリットもありますよね。

テレビや雑誌などの2次元の世界・・・これはいくら3Dだと主張しても、画面はどこまでも2次元なので、そこから受けるイメージの世界は、どこまでも作り上げられた虚像の世界。

私たちが心の中で作りあげた、非現実の世界で、本当の生身の人間に近付くことは難しい。

対面して、じっくり話して、心からの言葉を聞かなければ、本当に分かるものではない・・・いや、それでも本当に分かるなんてことは、なかなか難しいことなんだと思います。

簡単に「分かった分かった」・・・という事は、本当は分かっていないことなんだ、、と言いますが、苦労して得たものでなければ、ほとんど表層的な虚像に近いものなのだと思います。

いくらスクリーンを通して夕陽を見て、「ああ、夕陽ってあんなものね」。と認識したつもりでも、本当に大海原で、或いは高い山で、或いは近所の空き地で見た夕焼けとは、異なるものではないでしょうか?

「体験」こそが、私たちの心の糧となるのであって、バーチャルはどこまで行ってもバーチャルでしかないと思います。

では、ピアノや読書はどうでしょう?

これも、ある意味「イメージ」や「想像」の世界です。

ただ、これは、自分の中で「創造」することでもあるので、一方的に与えられたイメージや虚像ではないのです。

ましてや、読んだり弾いたり・・・特に、運動機能まで使わなければならないので、脳のあらゆるところを目覚めさせ、活性化させなければ、演奏は成り立ちません。

右脳的思考と左脳的思考、そして脳の上位部を占めるこうした活動にとどまらず、人間以外の動物たちも素晴らしい機能を持っている、運動や覚醒や意識や呼吸など、生命維持そのものにかかわる脳の機能もフル活動させ、脳の神経シナプスを繋ぎ合わせ、全体を繋ぎ合わせる活動をしているのではないだろうか・・・

そんなことを「芸術活動」を通じてしているように思います。

約10万年程前に今のアフリカに登場した、私たちの直接の祖先であるホモサピエンス・サピエンス(現生人類または新人と呼ばれる)が、長い期間をかけ、地球のいくつかの地域に拡散してゆき、その一つである現在のフランスに位置する場所で発見された、「ラスコーの洞窟」内部の

「ラスコー壁画」

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約4万年前ごろこの地域・・・ピレネー山脈の麓から中部フランスの渓谷辺りにかけて生活していたと考えられる「新人」たちの芸術活動。

この洞窟から発見された壁画(およそ紀元前1500年と言われている)は、現代人のそういった活動と何ら変わりない、現代人の思考はそこから殆どと言っていいくらい進化していないそうです。

人類の過渡期だ・・・と叫ばれている現代。

え・・・テレビもインターネットも電話も何もかも生まれた時からあったじゃない・・・昨日が今日になり明日になるだけ。。

一般的にはそう思われるのかも知れませんが、直接手に取ったり体験することなしに「認識」したと「錯覚」することに慣らされてしまいがちな現代社会。

セーラームーンもアンパンマンも長澤まさみも、2次元の世界に在っては、虚像の世界の住人としか認識できていないのだと思います。

モモクロも、AKBも、初音ミクも、大差ないと思えます。

もう一度人間復興・・・ルネッサンスを・・・でしょうか?

またまたメンドウな長い話になりそうなので、今日はこの辺で~~Image may be NSFW.
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pig

そうそう・・・

時々、うちの主人がblog見てます。。とお聞きします。

こんな些末な文章をありがとうございます。

更に幾人かの方には、同じ本を買って読んでいます。。等々。

しかもご主人が!

おバカな私なので、まだまだ浅はかな思考ではありますが・・・ありがとうございます~Image may be NSFW.
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pig
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fuji


Facebookからのご紹介・・・今どきの音楽家情報

昨日のコンサート、堤剛・惠藤久美子チェロとヴァイオリン二重奏の夕べ

大変素晴らしかったですよ!

弦楽器のニュアンスは、是非生で聴いて勉強してほしい・・・もちろん楽しんでほしい、重要事項です。

これを聴かずに、どうやってチェロやセカンドヴァイオリンの音を表現出来るのか??謎です??

というか・・・ムリです。

このコンサートじゃなくてもいから、是非聴きに行ってくださいね。

ここを強くとか弱くとかじゃぁとてもとても・・・分かる世界じゃないです。

せっかく学生は破格の1000円で聴けるのに、勿体無い・・・残念だ・・・とFacebookに投稿すると、東京のトップブランドでお仕事しているナオミちゃんからコメントがあり、妹分のチェリストが堤先生の弟子で、有望株だと教えてくれましたので、お知らせしますね。

水野由紀さん

大変美しい方ですね。

心も素晴らしい方のようですImage may be NSFW.
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shine

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写真
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写真: 【本日開催!堤剛スペシャル・コンサート】
本日、ヤマハ銀座ビル1階、インフォメーション・カウンターにて、当日券を販売しております!
堤剛さんがいま最も期待と信頼を寄せる若手アーティストとヤマハホール・コンサート・シリーズに初登場!
第81回日本音楽コンクール第1位の会田莉凡さん、近年CDデビューや山形交響楽団との共演等顕著な飛躍をみせる水野由紀さん、アンサンブル奏者として国内外数多くの演奏家から厚い信頼を得ている須関裕子さん。
バイオリンとチェロやチェロ2重奏、ベートーヴェン、メンデルスゾーンのピアノトリオ等、堤さんと若手アーティスト達が様々な編成で共演をいたします。また、堤さんの最新CDに収録がされている、チェロ独奏曲を堤さんが演奏される等、とても楽しみなプログラムとなっております。ヤマハホールでしか聴くことができない、貴重なコンサートです。極上の調べをお楽しみください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2/7(金)19:00開演(18:30開場)/ヤマハホール
入場料(全席指定):¥5,000

出演:堤 剛(チェロ)、会田莉凡(バイオリン)、水野由紀(チェロ)、須関裕子(ピアノ)

プログラム:
・G.F.ヘンデル(J.ハルヴォルセン 編)/パッサカリア(会田、堤)
・B.マルティヌー/ロッシーニの主題による変奏曲(水野、須関)  
・L.v.ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調 「街の歌」 Op.11(会田、水野、須関)
・湯浅譲二/Congratulations for the 70th Birthday(堤)
・L.ボッケリーニ/2つのチェロのためのソナタ ハ長調 G.74(水野、堤)
・F.メンデルスゾーン/ピアノ三重奏曲 第2番 ハ短調 Op.66(会田、堤、須関)

詳しくはこちら⇒http://bit.ly/1gZmZRy

☆以下、水野由紀さんの文章から☆

今回私が演奏させていただきましたのは、3曲です。
...
まずはソロ
マルティヌーのロッシーニ主題による変奏曲。
個性的な和音やリズムを多用した魅力的なこの曲、
ピアニストの須関裕子さんの並外れたリズム感、素敵な音色に助けられました。

トリオ
ベートーヴェンの街の歌。
会田莉凡ちゃんと須関さんと共に。
りぼんちゃんとは高校時代から度々ご一緒させて頂いていつもその音楽から溢れるエネルギーとパワーを頂いております。
お二人とのアンサンブルは勉強になり、何より楽しかったです。

そしてデュオ…
師匠である堤剛先生とボッケリーニの2つのチェロのためのソナタ。
私はこの日を待ち望んでおりました…
堤先生の素晴らしさは勿論、人々に大きな感動を与えて下さる演奏とお人柄。
一緒に舞台に立たせて頂いて忘れられない幸せな経験となりました。

☆注☆堤剛氏は超名門校の桐朋音楽学園で学長もなさっていた。黒田亜樹先生のご主人である杉山洋一氏の師匠である故三善晃氏も生前学長もなさっていた・・・ちなみにニセベートヴェン騒ぎになったゴーストライターの新垣氏も弟子。。桐朋と言えば小澤征爾、中村紘子、内田光子・・・数々の世界的名演奏家を輩出している。。尊敬する斎藤秀雄、吉田秀和など草創期に大人物たちが大きな力を与えた。(以上西野)


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さて・・・うってかわって!

大ちゃんも!!

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写真: 田子大智のワンマンLIVE情報です^_^
詳しい行き方も載っけました^ ^
是非チェックよろしくお願いします‼︎

チケットの購入はストリートや箱LIVEのとき直接購入できます。
予約は、コメントやメッセージでできますので、お名前(本名)、人数をいっていただくと大丈夫です^ ^
よろしくお願いします‼︎

2014年7月19日(土)
田子大智レコ発ワンマンライブ‼︎
ソロになって初めてCD出します‼︎

[場所] 梅田Always
 大阪府大阪市北区野崎町6-8 トレックノース梅田ビルB1

TEL06-6809-6696

[行き方は3通り]

★JR大阪、阪急梅田、阪神梅田、東梅田などをご利用の方は、、、
泉の広場へM-14出口を東側へ直進、扇町方面へ向かい、神山の交差点を右折し南に下り徒歩3分。

★大阪市営地下鉄 扇町駅からは徒歩6分。
5番出口から梅田方面西へ向かい、神山交差点を左折し南へ下り徒歩3分。

★大阪市営地下鉄 南森町駅 (JR大阪天満宮駅)
南森町駅 6番出口から天神橋筋を北へ、1分ほど歩き一つ目の信号を左へ。真っ直ぐ直進5分ほど(高速の高架も抜けます^ ^
大きな道へ出ます。右手に読売新聞のビルが右手に見えます。
右へ曲がって、大通り沿いを真っ直ぐ北へ。1分ほどで到着です。

前売りチケット:2500円
当日チケット:3000円
※学生500円割引き

オープン:18:00
スタート19:00〜

この日絶対見に来てください‼︎
バンドでのLIVEもありますのでお楽しみに‼︎

大阪である田子大智のライブ☆

めちゃくちゃ行きたいと思っているところです!

私もバンドやってたんで・・・だからこそ大ちゃんのママと知り合って、大ちゃん生まれる前からずっと見て来たので、嬉しい&バンド魂に火もつくImage may be NSFW.
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bomb

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青柳いづみこ先生とも言葉を交わせる(ちょこっとだけですよ!でも、めちゃくちゃ光栄!)機会にも恵まれ、有難い!!

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本当に超一流なんです。

一流と言えば、9月に来日&来米(米・・・は米子のことねImage may be NSFW.
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dash
)予定のクロアキこと黒田亜樹先生。

もちろん東京公演もなさいます。

イタリアイケメンカルテットのプロメテオと共に!

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正門 憲也さんの写真

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9月の前に、もし出来れば8月米子に来ていただけないかなぁ・・な~んて密かに企んでいます。

まだどうなるかは分かりませんが・・・

9月、労音のコンサートは決定事項です!

こんな大したことない私という人間とお付き合い頂いていますが、皆さん一流の方々です!

東京と米子・・・ばかりか、ミラノと米子もなんだか心の中では近い感じなんですよ。

遠くても近い・・・ってそんなこと。

近くて遠いもあるかな。

今日はこの辺で~~Image may be NSFW.
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pig

高木伶ちゃんのミニ・リサイタルのお知らせ♪

ピアノ教室卒業のお姉さんである、高木伶ちゃんImage may be NSFW.
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ミニ・リサイタルがありますので、ご案内します。

ちょっと遠いのですが、倉吉アザレア音楽祭・・・会場は倉吉交流プラザだそうです。

6月1日13:00~14:00

時間的には無理の無い感じなので、ちょっと日曜日の遠出の中に、伶ちゃんのミニ・リサイタ ルも聴く・・・というのを組み込んでいただけたら嬉しいですImage may be NSFW.
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曲目は・・・Image may be NSFW.
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ベートーヴェン:ピアノソナタ第15番「田園」Op.28
ドビュッシー:映像第2集
スクリャービン:ピアノソナタ第4番 Op.30
倉吉アザレア音楽祭のミニ・リサイタル・リレー・コンサート 

謙虚に素敵に努力する伶ちゃんは、素晴らしいと思います!

是非是非お聴きになってください!!

もちろん私も行きますよ~~

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まだまだ学生さんで、チケット700円とお手頃価格なので、家族で聴きに行ってもイタクないImage may be NSFW.
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bleah

おススメなのでよろしくお願いします!

ちなみに今の私のデスク周り・・・

昨日いただいた薔薇で華やいでおりますImage may be NSFW.
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ピアノを習うことをお料理に例えるなら・・・

子供たちが、発表会やコンクール等、人前で弾く時、よくお料理に例えます。

「私、腕前はまだまだですが、頑張って作ってみました。よろしければ食べてみて下さい。」

生煮えや、味付け間違いはしないでね。

そんな気持ちでしょうか?

皆さんに「少しだけ焦げてたけど、○○ちゃんらしい、いい味がついていて美味しかったよ。」

「ちょっと盛り付けはくずれていたけど、なかなかの出来栄えだったね。最善を尽くし、心を込めて作ったもんね。」

発表会なら、そんな感じでしょうか?

ピアノは、ほとんど99%以上の人が、趣味として習っていると思います。

おうちで、みんなが「美味しかったね」・・・と言って食べてくれるものを作れれば良いのです。

たまに、街の小さなレストランを開店させる(つまり、街のピアノ教師や音楽の先生)子もいるかも知れません。

お料理は心の栄養。

時々は、他の方に喜びを分けてあげられる人になるのもいいですね。

“究極”をめざし、苦労もいとわない人は、三ツ星レストランのシェフや料理人を目指すのかも知れません。

これは、ピアニストと言われる人たちです。

“のだめ”で、不良債権と言われるくらい、お金も時間もかけても、なかなか報われない商売です。

見た目の華やかさに比べ、厳しい現実も待っているでしょう。

なので、あまり音楽に進むことはおススメしないんです。

ですから、みんな“趣味”で料理を習っている・・・つまり心の栄養の為に、ピアノを習いに来ているのです。

情操教育ですよね。

よく、「うちの子練習しないんです。ピアノの練習を嫌がります。」

と仰るお母さんがいますが、当然でしょう。

子供の身にもなってください。

美味しい料理を食べたことないし、作る料理のイメージやプランも全くないのに、作れるはずもないし、意欲もわかないですよね。

皆さんこれなしに、作ることばかりに意識が行くので、子どもはタマッタものではないのです。

最初は、美味しいものを食べて、舌を肥やす。。その後も継続的に。。

おにぎりや目玉焼きから始めて、少しずつ難しい料理の技や手順を習う。

美味しいものが作りたいからこそ、練習したくなる。

美味しいものを作って食べたからこそ、心が満足し栄養源となり、人として成長し、深くなる。

今どきのお母さん方は、曲を少々ご存知なので(深くなくても、YouTube等でオテガルな情報源があるので・・スミマセン・・失礼千万ですが正直そう思います・・さらに言えば、楽譜が少々読めて弾けたぐらいで“分かっている”とは言えないです・・無礼千万オユルシヲ(笑))

どうしても子供たちに、

「あれを弾かせよう、これが弾いてもらいたい」

と思われるのですが、非常に危険ですし、子供たちが可愛そうです。

子供もお母さんが喜ぶ顔が観たいし、美味しそうな料理なら作って見たいと思います。

そりゃあ、豪華で美味しそうな料理が食べたいですよね。。誰しも。。

でも、今すぐ食べれる料理と、作れる料理は違います!

段階を踏まなければ、作れるようにはならないのです。

もちろんこの判断は子供にはできません。

その難しさは、勉強した専門家でなければ分かりません。

知識、技術、体力、精神力・・・色々なものが備わらなければ、三ツ星レストランのフルコース料理は出来ませんよね。

お母さん方は、その難しさが分からず、子供たちに要求してしまわれるように感じています。

例え、焼き魚ひとつとってみても、美味しい焼き方・・・いやいや、その前に、食材を選ぶ、道具を揃え、技術を磨く・・・美味しいものを食べれば、心から満足し、また食べたくなります。

まずは目玉焼きや卵焼き、それから茶碗蒸しetc.・・・そうしてお次は、フワッフワのオムレツ・・・少しずつ進めてゆかないと、とりあえずオムレツを作ろうと思って頑張ったんだけど、カチカチであまり美味しくなかったので、心は満足しなかった・・・もう作りたくない、食べたくない・・・そんな状況に陥ります。

子供としても、「オムレツがおいしそうだし、卵焼きよりオムレツが作りたい!」

と言うでしょうが、作ってみたら、思い描いていた料理とは似ても似つかぬものが出来た・・・

このスタンスでレッスンを進めると、心は満足しないまま、煮え切らない料理を作り続けることになります。

学年が上がってゆけば、それなりに時間の制約も多くなります。

これはすべての子に言えることで、誰か特定の子だけヒマ・・・とか、忙しい・・・という事はありませんし、昔からのことです。

今さら始まったことではありません。

そういう時、ちょっと気分を変えて、スウィーツなんか作ってみたらどうかしら?・・とか

小さい時には理解できなかった、微妙で複雑なこの味わい・・・大人に近付いてきたら、味わい深さがなんとなく分かるようになったね。

というような小品を、この時期にこそ弾かれれば良いのです。

テクニックとしてはそれほど頑張らなくても、ちょっと練習したら手が届く・・・しかし幼い子には、人生の複雑な妙味を味わうにはまだ早く、心の面での理解が難しい。。

そういう珠玉の小品を、作曲者は多く残しています。

こういったものに出会える、チャンスの時期でもあるのです。

もっと素晴らしい小品に出会って、心が満足し、音楽する喜びに出会えるのに・・・と、残念に思います。

そういった心からの満足の気持ちこそが、心を大きく成長させてくれるのです。

「指」ではなく「心」が動いていなければ。。

ここが分からないまま終了してしまうのは、ピアノ教師としては残念な思いです。

“食べて好きな料理”と、今すぐ実際に“作れる料理”は、初めから一致はしません。

少しずつ“育てる”ものなのです。

ご父兄の中で、全くの“0・ゼロ”からピアノをスタートさせ、もう5年近くも継続されていらっしゃる方がありますが、本当の意味で、楽譜をよみ、解釈し、体をどう使って響かせリズムを感じるか・・・ピアノを弾くという事はどういう事か、徐々にその奥深さ、難しさ、そして“喜び”を理解されてきているようです。

自分が弾く前は、子供たちはちゃんとマジメに練習すれば、単に指が動き弾けるものだと思っていたが、そんなものじゃないのですね。。と仰っています。

文章と同じで、音の言葉がどう連なっているのかを理解できないと、何をやっているのか全然分かっていない演奏になります。

意味の解らないフランス語やドイツ語のマンガを与えられても、面白くないのは当然です。

何時間もワケのワカラナイABCを唱えても、不毛ですし、何より可愛そうです。

そして、誰もが三ツ星レストランのシェフなんか目指さなくても良いのです。

舌の肥えた人が増えれば、良い“文化”は残ります。

行列ができるお店だと聞かされて、並んで食べてはみたものの、本当にそうだったかなぁ?・・・とか、見た目の盛り付けばかりゴージャスで、肝心の味はどうだろう?

ここのレストランは、小さくて無名だけど、なかなかいいぞ!・・・とか、音楽で言ったら良い聴衆になるのです。

そうすれば、“ウワサ”に惑わされることなく、しっかり自分の耳で判断できる人になれます。

ニセベートーヴェンとかね・・・いろいろありました・・・食材でも“偽装”だらけです。

“ホンモノ”が見分けられず、聴き分けられない“悲しさ”です。

ちょっとしたアイディアを、街のレストランからもらい、家で試してみて、家族が喜ぶ料理が作れるようになる。

そんなことを目指しています。

その中で、たまたま“街の小さなレストラン”を開店する子もいるでしょうし、ごくまれに、“不良債権”を覚悟の上で“三ツ星レストランのシェフ”を目指す子もいるかも知れません。

でも、基本的には、家庭の中や友達同士で、「美味しいね」と言って食べられる料理を作れればよいのです。

子供たちの幸せって何でしょうね?

私たち“大人世代”がいなくなっても、ちゃんと自分の力で考えて、澄んだ目と耳を持ち、両足でしっかりと大地を踏みしめて立てる子を育てる。

他の誰かになるわけではないのです。

その子はその人にしかなりません。

その人以外の誰でもない。

その人らしく育てる。

子供はオモチャでもフワフワの甘いお菓子でもありません。

ユーモアとたくましさを持って、冬の寒さにも耐えて、毎年春になれば、美しい新芽を出せる、“大樹”に育てたいものです。

いづみこ先生のFacebookより・・・

チョン・ミョンフンのトーク&イベント

写真は、韓国の世界的指揮者、チョン・ミョンフンの手。
6月10日、白寿ホールでミニ・リサイタルが開かれたので、聴きに行った。彼は1974年にチャイコフスキー国際コンクールで2位にはいっているが、指揮者の活動が主になってしまったため、もう30年くらいピアノのソロ活動をおこなっていない。

...

次男がディレクターをつとめるレコード会社で、ベートーヴェン『エリーゼのために』やシューマン『トロイメライ』など有名曲を収録したアルバム「マエストロからの贈り物」をリリースしたので、そのプロモーション・イベントらしい。

最初に、チョン・ミョンフンからコメントがあった。自分のアルバムは、普通のピアニストのソロ・アルバムとは少し違い、愛する家族に捧げる目的で親密な内容になっている。だからこの場でも、コンサートという構えた雰囲気ではなく、自分の家に遊びに来た人と会話しているようなつもりで演奏したい・・・。

そう言って、『トロイメライ』を弾きはじめた。椅子の背もたれにゆったりと身体を預け、長い腕をのばして弾くスタイル。指は曲げた形が多いが、音はとてもよく歌う。そして、さすがに指揮者で対旋律の描き方、フレージングの間のとり方が絶妙なのだ。

ついで同じシューマンの『アラベスク』。まさに唐草がからみあっているような流麗なイントロから、突然雄々しい中間部、白日夢のようなコーダまで、変幻自在な演奏だった。

次は自分には少しハードルの高い曲なんですが・・・と言って弾きはじめたのがシューベルト『即興曲』作品90-2。指さばきは軽やかで心地よい。もしかすると思っていたテンポより速いのかもしれないが、軽やかにまわっている。何より感心したのは、バスがきちんと旋律を支えていること。ピアノの専門家は音が多いほうに気をとられ、ハーモニーの進行を軽視する傾向にあるが、やはり指揮者だ。

音楽のつくりが大きく、繊細な部分、歌謡的な部分、ドラマティックな部分を立体的に構築し、さかんな拍手を浴びたものの、弾き終えた本人は舌を出していた。

津田ホールでプレトニョフを聴いたときも感じたことだが、これからは、ピアノだけ勉強してきた演奏家は通用しなくなるのではないだろうか。各奏者のレヴェルが拮抗して技術だけでは差がつかなくなっている現在、指揮をしたり作曲したり、オペラのコレペティトーアをつとめたり、各ジャンルの室内楽を経験したり、はたまた音楽学を学んで作品の背景や作曲家について研究したり、さまざまな方向から音楽を探求する姿勢が求められるのではないだろうか。

国際コンクールでも、単にピアノを弾く能力だけではなく、初見試奏や鍵盤和声、アレンジや即興能力を試したり、指揮者のコンクールのように「音楽力」をテストするステージがあってもよいのではないだろうか。

来年はショパンコンクールやチャイコフスキーコンクールが開かれるビッグイヤーだが、従来の選考システムをみなおす時期にさしかかっているように思う。

いづみこ先生のFacebookより②

『ピアニストたちの祝祭 唯一無二の時間を求めて』の書評

6月15日、新刊の書評が産経新聞朝刊の読書面に掲載された。
FBの読者の方が知らせてくださったので早速コンビニに走った。なるべく早く読みたいけれど、歩きながら新聞をひろげるわけにもいかないので、近くのコーヒーショップに立ち寄る。

...

評者は音楽評論家の青澤唯夫さん。デビュー時から私のコンサートやCDを聴いている数少ないお一人で、演奏と執筆の両立に悩む私を励まして、演奏もつづけてくださいね・・・というより、つづけなければいけませんよ・・・という感じで諭してくださる。

今の私はどちらかというと音楽モードで、朝起きてもピアノ室のほうに走ってしまい、執筆のほうはどうも忘れがちになる。
つい先日は、新潮文庫で刊行される小澤征爾・村上春樹共著『小沢征爾さんと、音楽について話をする』の書評の締め切りを間違えておぼえていて、編集部から「今日が締め切りでした」とメールがあってあわてた。

そういえばゲラがきていたなぁと思って書斎を探すのだが、こういうときにかぎって出てこない。一瞬見たおぼえはあるので届いてはいるのだろうが、とにかく床中、本や書類やCD、DVDの山。

あきらめて、メールを打つ。すみません、別の原稿の締め切りととりちがえていました。最終の期限をお知らせください。あと、ゲラが見当たらないのですが、どうしたらよいでしょうか?

編集部から連絡がきて、2日間は猶予があるがそれがギリギリ。ゲラは会社の帰りに届けてくださるとのことだった。

小澤さんと村上さんの対談集は、2009年末に食道ガンを告知された小澤さんが、手術後の療養中から復帰後まで、村上さんと「音楽について語り合ったこと」の記録である。単行本が出たとき『週刊現代』から書評の依頼があり、かぶりつくように書いたおぼえがある。

昨年5月、村上さんが推奨するジャズ・ピアニストの大西順子さんがサイトウキネン・フェスティバルで小沢征爾さんとガーシュウィン『ラプソディ・イン・ブルー』を共演することになり、『週刊文春』からコメントを求められた。編集部が『週刊現代』の書評を読んでいて、是非私に・・・と頼んできたのである。

そのコメントを読んだ大西順子さんから、HPにお礼メールが届き、それをきっかけにおつきあいが始まった。大西さんが私の本を読んでくださっているのを知ってとても嬉しかったし、ジャズもクラシックもかかえる問題は一緒なのだと知った。

その流れで、サイトウキネンでの大西さんのジャズ勉強会の取材をさせていただけることになり、レポートを『芸術新潮』に書いた。『ピアニストたちの祝祭』にはそのときの文章もおさめられている(村上春樹さんも同じ新潮社の『考える人』に実況中継を書き、新潮文庫の対談集の巻末に収録されることになった)。

だから、小澤-村上対談集は私にとって大恩ある本なのに、私はあろうことかゲラをなくしてしまったのである。その日のうちに編集者さんに会って、お茶を飲みながら打ち合わせし、文庫の体裁に整えられた仮綴本を受け取り、読み直して1600字の原稿を書き、翌朝には編集部に送った。

その気になれば書くのは早い!

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この本にもご本人からサインを頂きました!

さらに御祖父様でフランス文学者の青柳瑞穂訳「孤独な散歩者の夢想」ジャン・ジャック・ルソーにも!!

長らく失礼していました・・・6月のもろもろ・・・

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長らくblogに文章を載せていませんで・・・失礼いたしましたImage may be NSFW.
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6月初旬、張り切って、いづみこ先生のレクチャーコンサートに出かけ、大変有意義な時間を過ごしてきました。

お昼過ぎに東京に到着すると、まず上野Image may be NSFW.
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夕方からのレクチャーコンサートでしたので、それまでの時間は美術館!

空港から東京駅経由で直行。

東京へ行ったら必ずまず上野!
2月は「モネ」でしたが、今回は「バルテュス」
“賞賛と誤解だらけの、20世紀最後の巨匠”これは本当にスキャンダラスなのか?その核心には、見たものにしか迫れない。。らしい。。
少女たちの画も非常に興味深いものでしたが、子供の頃に飼っていてふっといなくなった猫の“ミツ”の、一連の画とその後バルテュスの画に度々自身の化身のように登場する猫・・・子供の頃の深い体験や印象がどれほどその人の一生を貫く“核”といえる“...原点”になるのかと感じました。。江国香織さんが最晩年のバルテュスを訪ねた番組を見たのが2000年だったようで、館内にはその当時と同じ(今も自宅はそのままらしい)アトリエでの制作の様子がうかがえるよう、奥様の節子夫人の計らい監修の元、再現されていました。
日曜美術館に出演なさっていた時、「このまま飛行機で自分の手にもって運びました」と、吸い殻の入った灰皿まで丁寧に展示されていて、テレビでは味わえない“なにか”を感じました。。言葉ではとても言えません。。
 

東京2日目は、ホテルからまたまた美術館に!
ホテルは新宿都庁裏の“ハイアットリージェンシー”・・・行き先は“六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリー”・・・タクシーに乗って「六本木ヒルズまで」・・・苦笑・・・実は腰や足が痛くなるので、東京へ行くと、もっぱらタクシー派・・・ぜーんぜんカッコよくないです。
“こども展”予想以上に良くて!!
コアな感じで面白かったのは、最近気になる(今さらかいと言わないで)
レヴィ・ストロース・・・この方の幼い頃の画がありまして! 
父親がレイモン・レヴィ=ストロース、
描かれていたのが幼き息子の、クロード・レヴィ=ストロース。。
この後7月ごろから関西方面に「こども展」も「バルテュス」も巡回してくるらしいので、また行けたらいいなぁ~などと考えております(笑)
画集もしっかり買った!!

Facebookには投稿したものの、発熱やら帯状疱疹・・・Image may be NSFW.
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皆さんには大変ご迷惑をおかけしましたImage may be NSFW.
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さて画像など~

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あまりに色々あり過ぎて~~書ききれません~~Image may be NSFW.
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上野でゆっくりお茶して腹ごしらえしていたら、間に合うか~??

のような時間になってしまい、タクシーに飛び乗って「表参道へ!」Image may be NSFW.
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行き先の電話番号をナビに入れて、「あと何分~」と、予想到着時刻とにらめっこしながら10分前に無事会場到着して、良い時間を過ごしました。

何が目的かって、「ショパンとベルカントオペラ~ノクターンの装飾法を中心に~」を聞きに行くのが目的だったのです。Facebookに投稿した記事を張り付けて、今日のblogは締めくくります!

青柳いづみこ先生のレクチャーコンサート!!
「ショパンとベルカントオペラ~ノクターンの装飾法を中心に~」
素晴らしかったです。なかなかできない試み。ピアニストの江崎昌子さん、ソプラノの森朱美さんの素敵な演奏があってこそ。。特に声楽家の方にとってはちょっと敬遠したくなるような試みだったようです(素人なので・・そうらしい・・)。けれど聴講する側としては、たったの3000円で良いのですか??と言いたくなるほどの内容でした。
もうそれは完全にコンサートでした。いづみこ先生はもちろんのこと、江崎さんのピアノも大変素晴らしく、ナチュラルなお人柄も素敵でした。3列前にいらっしゃるのはあの!小林仁先生。。さすが。。次の日は、青澤唯夫氏、関口時正氏、と、小林仁先生の3氏で~ショパンは何故ピアノの詩人なのか~を語られたという事で、何日も仕事休んで滞在できる身なら是非拝聴したいところでした。。
この日は図らずも、いづみこ先生のbirthday✨
「このような会ですのでアンコールはありません」と、いづみこ先生がおっしゃると、「実はあるんです」と、江崎さん。Happybirthdayの歌をみんなで大合唱。私も歌手の人とはもるぐらい声を出して(苦笑)歌いました!!素敵な充実した会でした!!いづみこ先生ありがとうございました✨✨

7、8月の予定

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ちびっこリトミック(月曜日)

7月7、14、28日☆2:30~3:20

8月 4、11、18日☆2:30~3:20 

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幼児グループ (火曜日)

 月1回クラス(ピアノ)  7月 1日 ☆2:30~3:30

                7月29日 ☆2:30~3:30

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注・・8月分を7月5週目にします。

 月3回クラス(通常)   7月8、15日、22月3日☆2:30~3:30

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注・・3回目のレッスンは6月に行います。

                8月5、19、26日   ☆2:30~3:30

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聴音

  Aグループ・・・・・7月5日 ☆9:45~10:30

            8月2、23日 ☆9:45~10:30

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注・・7月は1回

            

  Bグループ・・・・・7月12、26日 ☆9:45~10:30

            8月9、30日 ☆9:45~10:30

  Cグループ・・・・・7月5日 ☆4:45~5:45

            8月2、23日 ☆4:45~5:45

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注・・7月は1回

  Dグループ・・・・・7月12、26日 ☆4:45~5:45

            8月 9、30日 ☆4:45~5:45

  

よろしくお願いいたしますImage may be NSFW.
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またまた!お久しぶりなblogです~

お久しぶりです~Image may be NSFW.
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考える事やることが多すぎて、なかなかblogに手が回りませんImage may be NSFW.
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ちょこっとだけ、最近の教室の様子をアップしておきますね。

4月から始まった幼児グループ・・・これはリトミックと言うより、ソルフェージュ中心のピアノを弾く前の準備段階のグループレッスンです。

みんなだんだん本領発揮してきました。

やる気まんまん、なかなか優秀ですImage may be NSFW.
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もの凄く気持ちが弾けていて、自分を解放していてすごくいいと思いますImage may be NSFW.
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何かを表現するって、抑制が効き過ぎると良くないので、心を開放する事。

これってすごく大切なことです。

逆に、いきすぎてしまってコントロールが利かない・・・これも良くないのですが、お利口さんにし過ぎると、心は解放されません。

これは、もっと進んで難しい曲・・・ベートヴェンのソナタだったり、バッハの平均律だったり、ショパンのバラードやスケルツォだったり・・・そういう曲を弾いていても同じことなのです。

抑制しすぎて、心が全く反映されないのダメ。

自己中心的な、非常にナルシストな演奏・・・これもダメ。

このところ思うんですが、まず子供の時に心は解放された形で、一人称から・・・

そして、客観性を持った、知的であり心のこもった演奏が出来る・・・三人称まで・・・

この様に育て上げられるのが、理想なのだと思います。

さてさて~ちびっこちゃん~4~5歳児

5~6歳児

聴音をやっている画像は、10歳から12歳頃の子供たちです。

成長著しですねImage may be NSFW.
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楽譜を書いたり、読んだりするのは、ある意味、数学的な要素も含まれます。

目の前にしている楽譜から、過去に生きた人・・・先人の知的探求と、気持ち、情緒、読み取り、そこからまた深い“癒し”を得る。

そこから深く汲みとることが出来るようになります。

ただ表面的な美しさ・・・だけではありません。

深い深い世界。

そんな世界を見ることが出来て、味わう事が出来る・・・そうなればいいな~

紀元前600年、古代ギリシャの女流詩人サッフォーが言ったそうです。

私は知らなかった・・・

空をこの手にすることが出来るとは・・・

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つまり、決して物質的には「空」を手にすることは出来ませんが、詩、絵画、そして楽器・・・

やはり私たちは、演奏しこの手で空や憧れや、沢山の手に取ることが出来ないものを、ピアノという楽器で奏で、実際に手にしているのかも知れません。

サッフォーは、その手に持った竪琴で・・・

最近の読書は、大数学者、岡潔、中沢新一。

岡潔と小林秀雄の対談が面白いです。

私が6歳頃の対談ですが、もう既に、今の教育システムは間違っている。

大変なことになる。

と説いていますが、大数学者をして、「情緒」なくして、数学の新しい世界さえ切り開くことは出来ない。

人の大脳前頭葉を育てること。

と言っています。

中沢新一さんは、脳や心について、流動的知性、対称性な思考・・・と言う表現をしています。

ちょっと難しいでしょうか?

あまりにも数に返還される思考で育つ・・・一般的には左脳型思考・・・と言った方が分かりやすいでしょうか?

そういう育て方でなく、脳を流動的に使う、ファンタジーを持って、ただのトレーニングやハウツーに陥らないように・・・

情緒がしっかり育つ人になってほしいですねImage may be NSFW.
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読んでいる本、アップしておきます。

まどみちおさんも素晴らしかった!

とても深い思考と眼差しだと感じ入りましたImage may be NSFW.
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どんな小さなものでもみつめていると宇宙につながっている―詩人まど・みちお100歳の言葉

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まど・みちお画集 とおい ところ

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人間の建設 (新潮文庫)

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天上の歌―岡潔の生涯

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春風夏雨 (角川ソフィア文庫)

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情緒と創造

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ミクロコスモスII - 耳のための、小さな革命 (中公文庫)

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惑星の風景 中沢新一対談集

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対称性人類学 カイエ・ソバージュ 5 (講談社選書メチエ)

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芸術人類学

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日本人は思想したか

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野生の科学

「惑星の風景」「野生の科学」意外と読みやすいです。

岡潔、小林秀雄対談、「人間の建設」おススメです!

ではこの辺で~~

8月も終わり・・・(^-^;

一ヶ月以上のご無沙汰でしたImage may be NSFW.
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ひさーびさ書こうと思います。

ぇっと。。何から???

先日は黒田亜樹先生の素晴らしいコンサート、みなさまにお聴きいただけて本当に良かった!

言葉は要らないです。

とにかくそこから何かしらを受け取って頂ければImage may be NSFW.
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そして、最近の読書。。

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岡潔・・凄いです!読む事おススメします。お父様方も是非!!

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小林秀雄と岡潔のコラボ・・・いやはや感銘受けまくり!決して難しい事は言っていません。

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まどみちおさんは本物の芸術家。静かな深いまなざしでじっと見る。激しく燃える生命の営みがあると感じる。

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染織家、志村ふくみさん・・・この方大変な思想家でいらっしゃる。鶴見和子さんは言うに及ばず!

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“笑い”は深い。。養老先生が「『ああすればこうなる』はダメだ」って、官庁の新人に向けて講演した。終わってから「質問ありますか」って言ったら、最後の質問が「それじゃあ、先生、どうしたらいいですか」・・・・・(笑)。もう死ぬかと思った。。と養老先生。。死ぬほど笑った。。どんだけバカなんだ。。これが国家をうごかす中枢にいる職員だからタマッタものじゃない。。で、目の前の子供たちもそういう思考に毒されているワケ。。どうすりゃいいの??これって子供のせいじゃないですよ~~

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渋沢栄一はあれだけの事業をしながら、一番先に考える事は利潤の追求ではなかったと。。大人物は違うね。。小人ばかり製造してもダメなんですよねぇ~~

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アンリ・ベルクソン☆読みやすくはないけど、難しい内容ではない。。理解力があるとか無いとかのハナシじゃなく、そこらへんの事が日頃の生活の問題になっているかどうかってことなんじゃないかな??

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三々五々集まって、連弾ミニミニコンサート(ズッコケても大丈夫)というのをやりました! お父さん方もお仕事抜けていらっしゃったりして、けっこう大盛況でした~☆楽しかったですよ!会場の温度もう少し下げないと汗だくになってしまいました。あんパンやマルちゃん、ジャズやボサノバ。。20曲近く連弾で弾いた気がする。。楽譜をきっちり綴ってないとシワになったところに音符が入り込んで、読めないものがありImage may be NSFW.
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・・・楽譜の綴りは丁寧にしよう~

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あてくじの様に好きなものを順番にゲット☆

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本番前の舞台袖。。それなりの緊張感はある。

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プロメテオとクロアキのコンサート期待大ですね!

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日野原重明先生の著作の中に、シュタイナーの事が結構書かれていて興味深く読んだ。

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帰省中のちびっこ。元CAさんのRちゃんちの姉弟。カッコいい器にうどんを盛ってもらいました!

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ダブルYちゃんと私。全日空ホテルで乾杯!この後、一人のYちゃんは、イタリア旅行へ旅立った☆

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地元野菜のサラダ・・・緑ばかりで帰って面白い♪

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母になったEちゃんと、娘のMちゃん、そしてSちゃん♡

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Mちゃんは歳が一番近いお姉さんに興味津々。。

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Rちゃんと、お気に入りのカフェへ☆写真展も行きました~☆彡

バタバタな最近の様子でしたImage may be NSFW.
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今日は、秋開催の「ピアノフェスティバル」に向けて話し合い。

大変優れた音楽家の(しかも一流Image may be NSFW.
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)の方々が、共鳴共感して力を貸して下さることが決定しています!

なんて幸せな事なんでしょう!

海外留学が決まった卒業生もいますしね。。ほーんと楽しみです~

色々な物事が、すこーしずついい方向に動いています!

素晴らしいですImage may be NSFW.
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9、10月の予定(遅くなってすみません)

大変大変遅くなりました~Image may be NSFW.
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9、10月レッスン予定です!

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ちびっこリトミック(月曜日)

 9月8、22、29日☆2:30~3:20

10月6、20、27日☆2:30~3:20 

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幼児グループ (火曜日)

 月1回クラス(ピアノ)   9月2日 ☆2:30~3:30

                10月7日 ☆2:30~3:30

 月3回クラス(通常)     9月9、16、30日☆2:30~3:30

                10月14、21、28日☆2:30~3:30

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聴音

  Aグループ・・・・・9月6、20日 ☆9:45~10:30

           10月4、18日 ☆9:45~10:30

                      

  Bグループ・・・・・9月13、27日 ☆9:45~10:30

           10月11、25日 ☆9:45~10:30

  Cグループ・・・・・9月6、20日 ☆4:45~5:45

           10月4、18日 ☆4:45~5:45

           

  Dグループ・・・・・9月13、27日 ☆4:45~5:45

           10月11、25日 ☆4:45~5:45

  

よろしくお願いいたしますImage may be NSFW.
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いやはや何か月ぶり??

前回の投稿を見たら、なんと9月9日!!

しかもレッスンの予定のお知らせ・・って・・(^_^;)

このblogもOCNのサービスが終了するようで、お引越ししなければならないのですが・・・

近いうちにお知らせします。。ってまだ具体的に考えていないのですが。。(-_-)

Facebookの方では、ちょびっとだけ参加して、ちょびっとだけ投稿しております。

その中で、多喜先生とおっしゃる全国大会でも審査なさっているような方が、ここ数年私が憂慮していることと同じことを言っていらして、しかも勇気ある大胆発言で、シェアを許可して下さったので、Facebookだけではなく、blogにも投稿しておこうと思い立ちました。

是非是非ご覧ください。

コメントのやり取りも、大変興味深いです。

長文ですが、全て「本当ですね! おっしゃる通りです!」と言いたいことだらけです。

貼り付けますのでどうぞ!!

***************************************

素晴らしい取り組みをなさっていらっしゃるので、シェアさせて頂きました。
私のようなものが言うのも恐れ多いですが、大変共感するところが多くありました。この記事についてのコメントで語っていらっしゃる事も、大いに頷いて読ませて頂きました。
長文ですが、全く!! と膝を叩いてしまいそう☆続きを読む…からも是非!!!

*********************************
《コンサート形式オーディションとコンクール雑感》

巷にはピアノコンクールが溢れています。一体いくつあるのかしら・・・。子供も大人も何の目標も無く頑張るのは難しいので、取り敢えず目標の一つにするのは良いと思っています。〈コンクール産業〉とまで言われる時代になり、いかに多くの参加者を集めるかを争うかのごとく、ほんの数分しか弾かさないコンクールが増えてきているのはとても残念です。

確かにほんの数小節聞いただけで分ることはたくさんありますが、あまりにも短いと「教え込まれた通りに弾いたら良い結果につながる」という風潮も生み出してしまっています。ある大規模コンクールの全国大会審査をした時に出場者の演奏の特徴をメモしておいたら、金賞受賞者4名のうち3名が◯の中に金と私がメモした出場者でビックリしたことがありました。ちなみに〈◯金〉のメモの意味は〈金賞〉の金ではなくて〈金太郎アメ〉の金です(笑)

一から十まで教え込まれているのがスグに分り、これでは先生のコピーがたくさん出来るだけでまるで金太郎アメのようだわ、と思った演奏でした。この◯金さん達が金賞だったから、「これが良い演奏」という風になるのでしょうね。もっともっと長く演奏すればそんなおかしな現象は減少する気がします。

そんなこともあり、教え子のピアニスト松本裕子さん(通称・ゆうこちゃん)と考えたオーディションが『ミュージックスタジオC コンサート形式オーディション』です。今回で28回目になります。初めの数年は年2回開催していましたので、こんな数字になりましたが、たぶん今回で20年目くらいです。

他のコンクールやオーディションには無い特徴がいくつかあります。

・自由曲で曲数も自由、演奏時間も自由。(昨年は子供も含めて1人平均20分以上演奏しました)
・審査員は点数を付けずに投票制。順位も決めない。(各賞に推薦する場合は◯を付ける)
・審査員はあらかじめ公表。出場者の名前やプロフィールも公開した上で審査する。(実際のコンサートではプロフィールを知った上で演奏を聞くのが普通ですからね)
・出場者が審査員に伝えたいことがあれば、あらかじめ文章で提出しておける。(これも実際のコンサートでは普通に行われることです。
・曲目解説なども提出出来る。(これもコンサートでは当たり前ですね)

ザッとこんな感じです。審査は毎回ゆうこちゃんと私が加わるほか、あと4名は交替で色々な先生方に来て戴いています。毎回、全国から年齢やプロアマ問わず応募があります。今回もどんな演奏に出会えるか楽しみです。
http://www.piano.or.jp/compe/partners/musicstudio-c28.html

宮地 佳代 確かに、その通りですね。金太郎飴に笑いました(にやにや)。ドイツやフランスの音大の卒業試験はソロプログラム+コンチェルト+室内楽でした。これをこなせるだけの実力を日本の音大卒業生にも欲しいですね。既にドイツの卒業試験の為に私も日本でソロリサイタル開きました。ヨーロッパに対抗できるソリストを育てるには、やはり、同じ量と質を変えていく必要がありますね。大学院になると倍量でしたし・・・。もう一つ、日本は先生が手取り足取り教えすぎていて、海外で一人になって自分で音楽作れない、曲作れない。。。と苦労が・・・。先生は日本の将来のピアニストを育てること見据えて既に活動されていることは、本当に素晴らしいことだと思いますよ。

多喜 靖美 宮地さん、ドイツの修士課程では2回分のリサイタルプログラム(1回は実際にリサイタルを行い、もう1回は非公開で別プログラムの中から審査員が指定した曲を弾き、それプラス協奏曲1曲という課題をSehr gut(最優秀)かGut(優秀)の聖蹟をとって初めて卒業資格が得られるという厳しいものですよね。日本も最近はウチの大学の演奏家コースのように年2回の試験の度に30分近く演奏出来ますし、大学4年前期には協奏曲全楽章の試験、というようになりましたが、まだまだ一部です。

熊本 陵平 コンサート形式でのオーディション、良いと思います。ただし問題は審査方法と審査基準ですね。確かに一定の技術は大切ですが、表現方法の良し悪しが判断できずにミスの数だけで審査してしまう審査員が多すぎると思います。特に某コンクールでの地方予選で、審査員の無知が甚だしいのはいささか残念です。こういう審査によって、選ばれた子どもたちが本選で演奏し、そういうことがその先生たちのポイント獲得となって、またそういう先生たちが審査をする。。。これだと悪循環だと思いました。ここは1つ、出場者に表現力があるならば、ミスの数は差し引いて審査するぐらいのことをしないと変わらないかと思います。せっかくのコンサート形式、如何に聴く人々を自分の表現で楽しませるか、そこに審査員も出場者も主眼を置いていて欲しいと思ってます。勿論、楽しませるという意味はなんでも良いという意味ではありませんが。僕は一介のピアノ弾きよりも、ピアノが弾ける音楽家を育てるほうが、日本の音楽教育のより良い未来に繋がると思ってます。それにしても、多喜先生のこのような1つ1つの活動は興味深いです。問題点を直接えぐるような感がありますね。

多喜 靖美 熊本先生、おっしゃる通りです。コンサート形式オーディションでは、先ず審査員を厳正に選んで依頼しています。そして敢えて前もって告知しておくことで、出場者はこの審査員に評価して貰いたいかどうかを判断できます。

審査方法は敢えて点数を付けないことにしています。点数だと減点法になりがちだからです。投票制にしたのは「この演奏をもう一度聞きたいか」「この人の(別の曲でも)演奏を更に聞きたいか」で選んで貰う為です。ですから、ミス無しで弾いても選ばれないこともあれば、演奏中に少々のほころびがあっても魅力ある演奏であれば投票されることもあるのです。当然、音楽生重視になりますね。他の大きなコンクール優勝者や音大主席の出場者に1票も入らないこともよくあるのですよ。

宮原 恒昱 時々思うんですけれど、音楽的センスはどの程度教えることができるものなんでしょうか。多分、小さいときからどんな音楽聴いていたとか、音楽以外にもどれだけ美的なものに接していたとか、人生の苦楽の経験とか、そういったものの積み重ねが重要な部分を占めていて、「教える」のは結構難しいような気がするんですが・・。そしてそのうえで、表現するための技術を磨かなくてはいけないので、本当に音楽家は大変ですよね。私の高校の1年後輩の息子さんが(芸大の大学院まで出てる方ですが)ときどきピアノコンサートをやるので拝聴するのですが、ほとんど音楽的感動を呼び起こさないのです。技術的には完璧なのでしょうが、一緒に聴きに行った高校の同窓生も同じ感想を持つんです。この状況が数年たっても改善されないんです。こういう方は、海外で別なタイプの演奏に接したほうがいいのでしょうか。

多喜 靖美 宮原さん、正におっしゃっていることが〈音楽教育〉の問題点です。私が各地のセミナーで取り上げているテーマなんです。

街中で野球やサッカーに興じる子供達に「そんなフォームではダメだ」とか「ルールというものはねえ・・・」とプロ選手のトレーニングや心構えを押し付けたら、誰も興味を示さないでしょう。フォームはメチャメチャ、人数が集まらなくても適当に遊んで楽しむ。その先に憧れの選手が居て、やがて本気でプロを目指そうとするごくごく一部の者が才能と過酷な訓練を積んでプロになる。漫画の世界のことはよく知りませんが、漫画(今はコミックって言うのかしら)が好きな子が見よう見まねで描いているうちに、それなりの雑誌に投稿して認められてプロデビューする。

スポーツや芸術のプロを目指すのはそんな感じが多いと思います。

片や音楽家の場合、物心付いた時には楽器を始めていて、あるいはせっかく音楽に憧れを持って先生の所に入門しても、型にハマった事ばかり習い(それも大半は間違っている)、ハノンなどで似非プロ仕様の訓練をさせられたり、ただただ音楽以外の〈楽しいこと〉で釣る指導を受け、その結果大人になってプロの演奏家にならなかった時にコンサートに足を運んだり、運ばないまでもクラシック音楽を聞くことさえしなくなる。そしてプロの音楽家になった人達も、身に付いたのは叩き込まれたテクニックや似非表現だけで聴衆を魅了なんて出来ない・・・。(ああ書きたいことが止まりません!)

その原因は何処にあるのか、ではどうやって〈音楽大好きな聴衆〉や〈聴衆を魅了させられる音楽家〉を育てるのか、についていつも考えてています。音楽家に必要な要素は宮原さんがおっしゃっている通りで、私達音楽指導者の役割には限りがあります。美的な感覚を呼び起こすお手伝い、表現意欲を高めるお手伝い、が音楽を指導する者の役割でしょうか。その為には生徒達に〈魅力的な音楽を伝えられる使者〉である必要があるとも思っています。

勢いに乗ってもう一つ

ピアノ教師の役割って・・・

というお題で投稿したFacebookの記事から。

もちろんもっと深くはあるのです。。が、とりあえず分かりやすくね。。

ホントにホントに・・・心の深い領域の事なんです。

外から見える成長ばかりでなく、心の内側の成長のサポートをしているのがピアノ教師なのでは??と思っています。

ミラノで音楽のお仕事をしている若手ピアニストMちゃんからも、ご意見いただきました。

まだまだやることあるぞ!!

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ピアノ教師の役割って何だろう??
やはり、まず良い聴衆を育てる事。
その中から、もしかしたら“教える”を仕事にする人や“演奏”を追求してゆく人も出るかも知れない。でも、まずは“美味しい”という事を知っていなければ、料理人は出来ないように、“味覚”が育たなければ、どんなに競い合っても、きゅうりが素早く美しく切れても、味わい深い料理そのものにならないのでは??
良いものは何か、音楽に限らず、心の領域を奥深く入っていって、そこで心を自由に開放することが出来るかどうか。。
数値化されることに慣れ過ぎている今どきの風潮は、ピアノも学習塾もプールも体操教室も何でもかんでも一並び。...
いくら誘ってもコンサートに足も運ばなければ、YouTubeですませてCDも買わないし。。これって私の努力不足?。。
で、いろいろ模索する中、Artistの方々の協力を得てコンサートや発表の場を作ってみました。また具体的にアップします(^^♪

M:音楽を聴く習慣、コンサートにいく習慣をつけることは、本当に大切だと思います。聴衆を育てることもそうですし、子どものイマジネーションを育てる、という意味で。生の音楽をその場に居合わせた他人と共有して、少しでも言葉を交わしたり、感想を耳に挟んだり、コンサートでの振る舞いが自然なものになるといいですよね。最近クラシックに触れてこなかったイタリア人観察、意見を聞いたりしているのですが、どうやら、「わからない」ことが恥ずかしいようです。音楽がわからない、というのではなく、コンサートという場と自分がどう関わったらいいか、という部分がうまくいかないようです。このへんのことは、子どもの頃に経験することで、問題解消できるのではないかと。
自分からすすんで、という子供は少ないとおもうので、ここが親と教師の腕の見せ所ですね!
Mちゃん☆ありがとう!
イタリアでもそうなのね。
子供の・・と言っているけど、いずれにせよみな大人になります。。ですから、未来の人や文化、社会を・・ちょっと大げさに聞こえますが・・作ることだと思うんです。想像力がなく心の領域の狭い状態では新し発想も何も生まれないし、根っこや株や幹の部分の痩せ細った人になると思うのです。心が健康でなければね。

音楽も文学も絵画も、まず味わう。。自然で素朴で力強いものを体に取り込む、心に取り込むことが、力強い未来を作るのでは?・・と思っています。
でもね・・親と教師も今どきの数量化の波に乗ってフラフラになっている状態で、その実態が自覚できていないのも事実。
まずは気付き・・から始まらないと、何もことが動かないようなのです。色々頑張ってみますね。。
何だか壮大な事喋っているみたいだけど、コツコツ目の前の事から、草の根運動です(*^-^*)

近況報告~~

最近blogへのアップを怠立っていまして・・・

皆さんが「元気かなぁ」「大丈夫ですか?」

とか、声をかけてくださいまして、ご心配おかけしているようですが、全く元気でございます!!!

超ハードな毎日なので、たま~に発熱・・・栄養ドリンク片手に・・・

のような状況はありますが、いたって元気!!

ぴんぴんしております。

Facebookへの投稿はまぁまぁのペースでやっていますので、ご登録なさっている方はこちらものぞいてみて下さい。

そうでない方の方が圧倒的だと思いますので、11月15,16日開催予定の「ピアノフェスティバル」についてアップして記事、そのまま貼り付けます。

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「Piano Festival in Yonago 2014」
11月に開催する準備をしています。
子供たちの成長・・・とりわけ心の成長を思うにつけ“芸術”はとても大きな役割を果たしていると思います。
でも、どういった関わりを持つことが一番良いのだろうと模索もしています。
才能ある人を育てることは、やはり喜びであることは間違いありません。...
でも、諸刃の剣・・のようなところもあって並大抵の事でないのも確か。
目の前にいる子供たちに一番思うsimpleな願いは“幸せ”であって欲しい・・ということ。今も未来も。。楽な人生なんてないなぁ。。って思うから、せめて心に音楽を持って、力強く生きてほしいと思います。
という事で、まず足元から・・と思い模索していた中、力を貸して下さることになったArtistの方があまりにも素晴らしい方で、正直ビックリしながら準備中。しかも低予算での開催なので、有難くも申し訳ないと言う実情です。
でも!きっとすごく楽しいものになりそう!!
大山大輔さん(baritone)、灘尾彩さん(cello)、武良静枝さん(flute)、そしてクロアキこと黒田亜樹さん(piano)も2日目に加わってくださいまして・・有難すぎる!!!
その他、tromboneの鈴木秀和さん、oboeの井上眸さん、sopranoの松田千絵さんにも賛助出演頂きます。大学生にも声掛けしているので、この本番に合わせて帰省して自分の演奏ばかりでなく、ちびっこの為に一肌脱いでもらいます。
今回100人ほどの参加者で2日間の催しとなります。
使わせて頂く絵は、皆さんご存知のクロアキの息子さんのもの✨
今回の参加記念品もFrancfrancのなおちゃんにお世話になり素敵なものとなりました!皆さんありがとうございます!!

もっと見る
さて、今日はまたまた来年のホール貸し出しに並ばねばなりません。。。

学校行事が多く入る予定の日だそうでして・・・

あ―――また、場所取り争奪戦。

帰りに栄養ドリンク買いたしてこようっと・・

このblogも、OCNサービス終了カウントダウン始まりまして、もしかしたらそのうちいきなり引越ししているかも知れません。

今月の聴音は、1,3週の人は、1,5週

2,4週の人は2周目のみとなります。

3週目はピアノフェスティバル

4週目はPTNAヤングピアニストコンサート

ですのでよろしくお願いします。

そろそろ引っ越さねばです…ぁ…blogの話ね…

「大切なものは目に見えない。心で見なくちゃいけない」

「船を造りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに、彼らに広大で無限な海の存在を説けばいい。 If you want to build a ship, don't drum up the men to gather wood, divide the work and give orders. Instead, teach them to yearn for the vast and endless sea.」

手順を決め、方法論を語ることが大事なのではないと思います。

もし、子供たちに何かヤル気を出させたいのなら、果てし無く素晴らしい世界が広がっていることを伝えない限り、何一つ大切なことは伝わらないと思います。how-toを教え、競争にさらしても、ゆきたい方向は見えてはきませんよね。

そして、何か人と違う「特別なもの」になる必要は全くないと思います。

生まれて生きていること自体が既に「特別なこと」なので、自分自身の物語を紡げばよいのだと思います。

もし、社会的ステータス・・と思われているものにがんじがらめになっているようなら危険だと思います。

その心の背後には、そうでないものに対する差別化、もっと言えば蔑みや蔑視(侮蔑)を孕んでいるから。

そろそろこのblogも引っ越しをしなければならない期限が迫ってきまして・・・ちょっとストレートに描き過ぎちゃいましたかね。。

Facebookに投稿したものも、ついでに張り付けておきました。

ひっこしひっこしーーー

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スティービーワンダーが子供の時「どうして僕は目が見えないの?」と聞くと、母は答えたそうです。「それは心の目で見る為だよ」
ちなみに、出雲大社は“目に見えない全てのもの”が祀られているそうで、、、
目に見えず、数値化できず、論理説明の不可能な世界に真実の種が眠っているようでして・・・
「大切なものは目に見えないんだよ」と、サンテグジュペリも星の王子様に語らせていますが、それって何なのでしょうね。。。
きっと決して言語化できない事なのでしょう。...
言語化したところで、指の隙間からこぼれ落ちてゆくのでしょう。

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry,1900年6月29日 - 1944年7月31日)。フランスの飛行家、作家。
Le Petit Prince
すべての偉大な人々は、はじめは子どもでした。--献辞 Toutes les grandes personnes ont d'abord été des enfants.
ぼくはしたことを見なくちゃいけなかったんだ。言葉じゃなくって。
  (バラの花はぼくのためによい香りを出して、ぼくに合図しました)。--8章 J'aurais dû la juger sur les actes et non sur les mots(Elle m'embaumait et m'éclairait.) (chapitre VIII)
言葉は誤解の源なんだ。--21章 Le langage est source de malentendus.
だけど眼は盲目なんだ。心で探さないといけないんだ。--25章 Mais les yeux sont aveugles. Il faut chercher avec le cœur.
決して人にはわからない。--15章 On ne sait jamais.
心で見るよりよく見ることはできない、本質は眼では見えない。--21章 On ne voit bien qu'avec le cœur, l'essentiel est invisible pour les yeux.
子どもだけが、彼らが何を捜しているか知っている。 --22章 Les enfants seuls savent ce qu'ils cherchent
でも目は盲目なんだ。それはきっと心で見ているんだよ。-- 25章 Mais les yeux sont aveugles. Il faut chercher avec le cœur.

『人間の土地』(1939年)[編集]
帰結されるもの[編集]
船を造りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに、彼らに広大で無限な海の存在を説けばいい。 If you want to build a ship, don't drum up the men to gather wood, divide the work and give orders. Instead, teach them to yearn for the vast and endless sea.
純粋論理学は精神の破滅です。 Pure logic is the ruin of the spirit.
真実の愛は無限です。与えれば与えるほど大きくなる。 True love is inexhaustible; the more you give, the more you have.


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